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廃車の買取相場まとめ
車種ごとにご紹介、廃車の買取相場
本カテゴリーでは、軽乗用車、セダン(普通車)、外車といった車種ごとに、廃車の買取相場についての情報を取りまとめてご紹介していきます。
巷間よく言われることとして「初年度登録から10年落ちの車は値段がつかない」というものがあります。ただし、これはあくまで、カーディーラーなどに「下取り」として出す場合のことです。一方、買取車輌を海外に輸出したり、部品として再利用する、あるいはリサイクル資源として利用する廃車買取業者であれば、車種によって異なりまずが、いくばくかのお金で買取ってもらえます。
では、気になる廃車の買取相場は、軽乗用車、セダン(普通車)、外車といった車種ごとに、どうなっているのでしょうか?まずはその概要から、ご紹介していきましょう。
軽自動車
軽自動車の買取相場は、平均8,435円で3,000円から10.000円の間というのが目安です。ご存じの通り、排気量660cc以下の軽自動車は日本独自規格で輸出需要がほぼ望めず、国内での再販、あるいは部品として需要があるかどうかという点が鍵になってきます。
高額が期待できる車種としては、ビジネス用途ではダイハツ・ハイゼットトラック/バン、スバル・サンバートラック/バン、ホンダ・アクティトラック/バンなど。登録後10年以内、走行距離が少なめな車種ではダイハツのタントやムーブ、スズキのワゴンRやスペーシア、エブリィワゴン、ホンダのN-BOXなどが代表格。加えてがスズキ・シムニーは趣味性の高いオフローダーとして、年式問わず需要があります。
セダン
セダンを含む普通自動車は、排気量別に買取相場の金額も変わってくるという傾向があります。1400cc未満の平均19,598円にはじまり、1400cc~1800ccクラスでは平均22,636円に上昇、1800cc~2000ccクラスになると平均29,532円まで上がり、2000cc以上のクラスは平均35,643円になります。
高値が期待できる車種として、例えばマツダのRX-7/RX-8などのロータリーエンジン搭載モデルや、ハイブリッド車のインサイト、プリウス。過去に人気のあったニッサンのシルビアや180SX、ホンダのシビック TYPE Rやインテグラ TYPE R、マツダ・ロードスターなどのスポーツ系。さらにはハイエースやキャラバンなどのワンボックスも需要が高いといった具合です。
外車
メルセデスやBMW、アウディ、ボルボといった外車の場合、廃車の買取相場は国産2000cc以上のクラスとほぼ同等の平均35,643円になります。新車では国産より外車の方が高額という場合が多いため、意外に思われるかも知れません。
廃車買取の場合、外車で高値が期待できるかどうかは、つまるところ、その業者がどのような再利用ルートを確立しているか、どのようなパイプを持っているかによって大きく左右されます。過去の買取事例や実績などを調べ、外車の廃車買取に強みを持つ業者を選ぶことが賢明です。
オープンカー
オープンカーはレジャー目的として非常に人気が高く、さまざまな車種があります。春から夏ころに需要が高まることから、その前の時期である1〜3月頃が売却に合ったタイミングとされています。
また、オープンカー特有の特徴として、「ルーフ」の状態が買取価格に大きく影響してくるという点が挙げられます。ソフトトップかハードトップかといった部分も関わってきますので、それぞれに合ったメンテナンスを行いましょう。加えて、走行中に走っているとどうしてもホコリが入りやすいため車の中の清掃もしっかりと行っておくことも大切です。
SUV
SUVの場合、車種や車の状態によってかなり買取価格に開きが出ますが、例えばトヨタのハリアーや日産のエクストレイル、マツダのCX5といった人気車種の相場としては「18.4万円〜291.2万円」となっています。ただし、場合によっては買取価格1,000円といったケースもあり、同じ車種でも買取価格に差が出ることは念頭においておくと良いでしょう。
SUVはアウトドアに利用することも多い車種であることから、利用した後など定期的に洗車やメンテナンスを行っておくことが高値買取のポイントとなります。特に海に行った時などは、塩分がサビにつながる可能性もありますので、念入りに洗車をしておくことがおすすめです。
ミニバン
ミニバンは非常に人気の高い車種となっており、年齢を問わずニーズが高い点が特徴となっています。ただし、買取の際にどんな車でも高値がつくわけではなく、年式や走行距離、車体の状態などによって金額の差が出てくることになります。さらに人気の車種だけに多く製造されているという面もあることから、思ったよりも査定額が低くなってしまうというケースもあるでしょう。
また、事故歴がある車を売却したいというケースの場合ですが、ミニバンは中古市場でも需要は高いとはいえやはり事故歴がある車の場合には買取金額は期待を下回ることが多いといえます。ただし廃車買取であれば、事故で動かなくなったミニバンでも買取をしてもらうことは可能です。
トラック
そもそもトラックという車両は乗用の自家用車として用いられるというケースは稀であり、多くの場合、荷物の運搬や物流用途に用いられます。サイズもいわゆる軽トラックから大型の10トントラックまで、幅広い種類があります。
買取相場の傾向としては、乗用目的の車種よりも年式や走行距離、車両のコンデションといった要素によって買取価格は大きく変動するという傾向があります。一方で一般的な乗用車よりも耐久性に優れており、長距離の走行にも耐えうるようにつくられているのが特徴的です。売却した方がよいか、そのまま継続して使用すべきかの判断基準は、自家用車の場合とは大きく異なります。
コンパクトカー
コンパクトカーの明確な定義は確立されていませんが、一般的には「全長420cm程度まで」「全幅170cmm程度まで」の普通車がこれに属しています。乗用車よりは小さいけれど軽自動車よりは大きいというイメージでしょう。
そんなコンパクトカーの価格は乗用車と比べるとリーズナブルですので、廃車相場はさらに安い査定がつきがちです。しかし、廃車料金を負担するよりは無料で買い取ってもらえたほうがお得なのは違いありません。また、コンパクトカーはタイミングや状態によっては、査定で高値がつくケースが見られる車種です。